愛知教育大学 福祉コースずしゼミ

わたし厨子の専門分野のご紹介!

こんにちは!厨子です。暑い日が毎日続いていますね。

 

今回は、わたしの専門のスクールソーシャルワークについてご紹介したいと思います。

スクールソーシャルワーカーは、教育現場に配置されている福祉専門職です。いじめや不登校といった子どもの学校現場における課題を生活環境との関連でとらえ、子どもをとりまく環境を改善していきます。

 

わたしが大学院に入った2008年に、国事業が始まりました。

最初は、「ソーシャルワークってなに?」「心理の専門職であるカウンセラーとなにがちがうの?」といった声が多く、現場での浸透に時間がかかりました。

10年以上経った今でも、そのような声は聞こえてきますが、現場のスクールソーシャルワーカーは、子どもの権利を護るため、懸命に仕事をしています。

 

いま、どんなことを研究しているのかについてですが、配置されることによる効果のなかでも大切なるアウトカム(効果・成果)はなにか?を追求しています。スクールソーシャルワーカーは、子どもの生活にかかわっていくため、学校、家庭、地域にさまざまな影響をもたらします。一方で、国がもとめているいじめや不登校の改善にも大きな影響を与えるのですが、いじめや不登校の改善には、時間のかかるのが現状です。

 

そのようななかで、配置によるどんな小さな効果でもよいので発見したい、また、効果のなかで大切となってくるアウトカムはなにかについて、明らかにしたいと考えています。

時間のかかることですが、専門職の質や向上にとって重要となってきますし、教育現場にアピールする際にも必要となってくると思い、がんばって研究しています。

 

実は、スクールソーシャルワーク発祥の地であるアメリカでも、配置される効果が発見され、いまでも問われています。100年以上の歴史のあるアメリカでもです!

アメリカのスクールソーシャルワークにご関心のある方は、ぜひ、写真の本を手にとってみてください。アメリカでは、スクールソーシャルワークの不朽の教科書といわれているものです。

 

 

わたしも監訳にかかわり、とても勉強になりましたし、日本のスクールソーシャルワーク発展のための大きな参考になると思っています。現任者の方、スクールソーシャルワーカーに興味・関心のある方に読んでいただけるとうれしいです。

 

最後に・・・

わたしの大好きなコーヒーのなかでも、おススメをご紹介したいと思います。

兵庫県神戸市にある「御影ダンケ」のバターコーヒーです。

焙煎と同時にバターを入れ、とてもとてもまろやかなコーヒーです。

毎回、ゼミでも入れていますが、わたしの一番のお気に入りです。

ネットからでも豆を購入できますので、よろしければ一度ぜひ!

お店のホームページ:http://mikage-danke.jp/